ビタミンA、ビタミンB1それぞれの働きと入っている食材とは?
「目のビタミン」と言われる程、目と深い関係にあるのがビタミンAです。目を健康に保ち、粘膜の強化をしてくれるだけではなく、目の疲れや視力の低下などを防ぐ働きもしてくれるのです。特に、夜盲症には効果を発揮すると言われています。効果は目にだけ現れるのではなく、ビタミンAは皮膚の粘膜形成を助けてくれるので、肌荒れの予防にもなりますし、ビタミンAそのものに発ガン抑制作用があることもわかっているのです。ビタミンAは主に、緑黄色野菜に多く含まれています。脂溶性のビタミンなので、油脂と一緒に摂ることで、体内への吸収が高まります。なので、にんじんやニラの炒め物をすると、ビタミンAを吸収することが出来るでしょう。
ビタミンB1は炭水化物や糖質を分解し、エネルギーを作り出すだけではなく、乳酸などの疲労物質をエネルギーに変えてくれる働きもあります。それだけでなく、神経や筋肉の機能を正常に保つ働きも持っているのです。ビタミンB1が不足してしまうと、疲労を感じたり、腰痛や肩こりなどを引き起こします。疲労回復などだけではなく、脳への働きにも効果があるので、ストレスを緩和してくれたり、アルツハイマー病の予防効果があることでもビタミンB1は知られています。ビタミンB1を多く含む食材としては、豚肉が代表的です。特に豚肉のヒレの部分には、ビタミンB1がたくさん含まれているでしょう。他にも、牛のレバーや穀類、豆類、胡麻などにもビタミンB1が多く含まれています。