ビオチン、葉酸それぞれの働きと入っている食材とは?
ビタミンHとも言われているのがこのビオチンです。ビオチンは人が健康な状態を保つために非常に重要な役割を持っている栄養素だといわれています。脂肪酸やアミノ酸の生成を促進するだけでなく、皮膚や神経細胞を正常に保つためにもとても有効な成分なのです。皮膚炎にはとても効果があると昔から考えられています。ビオチンを積極的に摂取することにより、白髪やしわなどを防ぐことも可能です。ビオチンが不足してしまうと、コラーゲンの生成に悪影響を及ぼしてしまうので、特に女性の方は注意しましょう。ビオチンが多く含まれている食材としてあげられるのは、お魚でいうといわし、お魚以外では、落花生や牛乳などの食材に多く含まれています。ただ、卵白はビオチンの吸収を妨げる作用を持っているので、お料理する時は要注意です。
ビタミンの一種である葉酸。葉酸の注目されている機能の一つが、妊娠を正常な状態で維持することの出来る働きと血管障害を予防する働きです。その他にも、赤血球の生成にも関わっているので、貧血の予防なんかも葉酸の働きの一つです。葉酸は熱や水に大変弱い栄養素なので、調理すると含有量が半分になってしまいます。通常の状態であればそれでも特に問題はないのですが、妊婦さんにとってはとっても必要な栄養素です。多く含まれている食材としては、ほうれん草、チンゲン菜、ブロッコリーなどがあげられます。フルーツではグレープフルーツやマンゴーなどに多く含まれています。グレープフルーツに多く含まれるからといって、グレープフルーツジュースにしてしまうと、葉酸が半分に減ってしまうので、注意が必要です。